2008.11.26 Wednesday
朝、雲海に沈む
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微妙な地形の差で、思わぬ風景を眺めることになる。
今住んでいる所に引っ越してきて14年半。 徒歩で行ける距離に駅がないので(苦笑)、電車を使う時は、行き先に都合のよい路線の駅を選んで車で向かうことが多い。 3パターンぐらいあるんだけどね。 ここ半年程はこれまであまり利用しなかった駅へ毎朝通っている。 で、この季節になって、想像もしなかった風景を 毎朝のように目にするようになった。 どうしても写真を用意できないので 想像してみてくださいな。 まず、もちろん寒い。 2〜3℃…かな。 川沿いの堤防の道を走っていると、とつぜん真っ白な霧に突入。 そばの川の水面から湯気があがっている。 視界はかなり悪くてスピードは出せない。10メートル先ぐらいしか見えないぐらい??? 川の反対側は田んぼ。今は刈り取りもとっくに終わってベージュの土はだが見えて一面 広々。 その向こうに朝の太陽。 霧にかすんで見えるので、直接自分の目で見ても まぶしくない。 (部分日食だったら、驚くほどはっきり決定的な瞬間を見ることができるだろうな〜〜) 薄いオレンジ色の光が霧の細かい水滴に反射して、光の拡散---なわけで、周囲の空気がかすかにオレンジ色に染まって見える。ビタミンCを思わせる色合い? ほとんど無風状態の中、微妙に空気が動いて霧が一定方向へ移動している。 少し霧が切れ始めると、その後に紅葉を果たした山がおぼろげに見え始める。 そこへ まるでライティング効果を狙ったように朝陽が照らす。 相変わらずまわりは白い霧の漂う中。 ただ、それは盆地的地形の底だけの世界で、四方を囲む山の上の方は明るく晴れている。 山の上からだと、雲海を見下ろすことができるんだろうな。 見てみたい……。 忙しい朝でなければ 車を降りて貴重な時間を楽しめるのに。 予定は目白押し、車は対向車に気をつけながらゆっくり走らせ、でも、安全な範囲で周りの風景を味わいつつ、先へ先へ。 …… ちなみに電車は濃霧発生により ちょっと遅れておりましたとさ。
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