2010.03.18 Thursday
いかなごの記憶
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去年とはうって変わって瀬戸内海の「いかなごの新子」が豊漁のシーズンだった。
だった…って、まだ終了してはいないみたいだけど、今日、近くのスーパーのお魚売り場でみかけた「新子」はずいぶん大きくなっていて、「もう (炊くのをやめちゃっても)いいかなぁ(惜しくないなぁ)」という感じ。 一昨年はあほな操舵士のおかげで海が汚れちゃったし、去年はまず手に入らない感じで、「不発」が続いた不満も解消できたのはめでたい。 「新子」が少なければそれだけお砂糖もお醤油も…水あめも生姜も…(笑)…消費量がぐっと違うんだろうな〜。 宅配業者の仕事量も違うだろうな。 もう10数シーズン以上は炊いているので、「いかなご」に関する思い出はいろいろある。 ただ、いちばん辛いのはJRの脱線事故で亡くなった若いお嬢さんが海外旅行に出かけるために家族に残した「いかなご 食べてね」のメモのお話。 あの事故の翌年から毎年、いかなごを炊く準備をしながらそれとなく思い出しては目がうるっとしてしまって どうしようもない。 というようなことをお友達に話したら、彼女の一人住まいの息子さんが病気で食事の用意をする元気がなかったときに、送っておいた「くぎ煮」が唯一のおかずだったことを思い出す…というような話がでてきて、みんな それぞれに何らかの思い出が。 来年以降、今年のことをどんな風に思い出すんだろな…
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