2003.05.18 Sunday
『シグナル』を覚えていますか?
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歌ライブ開催の予定のうわさを半年以上前から小耳にはさんでいたものの、ライブ前日までは、信じられないような、「土壇場でまた地震が来たりしたら、どうしよう…??」的な---その場その時を迎えるまでは、不用意に喜んだりしてはいけないような…気分だった。
もう2度と歌を聴くことはできないんだろうな…とあきらめきった何年もが、喜びの気持ちに歯止めをかけていたという感じ。 この半年前に思いがけず「♪20歳のめぐり逢い」を聴く事ができたとき、「これを聴きたいと思っている人は、こことは違う場所にもっと おおぜい居るはずなのにな…」と思う一方でこれ以上は望んじゃだめかな、とも思っていたので、ほんとに? ほんとに??--何度、胸のうちで確認を繰り返したことか。 (注:2007.1.30.記)
『シグナル』を覚えていますか?
住出勝則 ソロフォークコンサート 2003.5.18.Sun. at 大阪吹田 江坂ブーミンホール (現・江坂ミューズホール) 待ちぼうけ 古いカレンダー 若いときには 哀しみのプラットホーム 愛情物語 さよならmyLove 都会の夕暮れ 心のささやき 20歳のめぐり逢い ターミナル 風になれたら ためらいに縁を切れ! B.G.M.はため息で 愛に捧ぐ Shy Dのバラード 歌を忘れた小鳥の様に 雪のひとひら 孤独の勝利者 -----------(encore) 君が夢を見始める頃 エアポートふたたび… 記念すべき、“ひとりシグナル”シリーズのライブの1回目。 ソロアコースティックギタリストとして活動に力を入れていて、「今はギターを歌わせたいので自分は歌わない」と宣言()されていた住出勝則さんが、本格的に歌ライブを開くということで、どういう選曲になるのかライブ前から相当の注目が集まっていた(その時点では、歌ライブがシリーズ化される予定がなかったので)。シグナルとしてレコード(CD)発表もしくはライブで演奏されていた曲は100曲超。1回のライブで歌えるのは頑張っても20曲程度…。 特にどの曲でライブがスタートするのか興味を引いていた。 「♪いつまで待たせるつもり〜」のフレーズ(♪待ちぼうけ)で始まったライブは、この日が来るのを夢に描いていたファンの気持ちそのままだったのでは?? ステージを閉ざしていた幕が左右に開きはじめた途端、誰がなんの声を音を発したわけではないのに、「期待」で固まった「気の塊」のようなモノがどっと客席からステージに流れていったのを感じたのは私だけではなかったと思う。あれから20年を経て熟成した歌声、熟練したギターの演奏。大切に思い続けていた「歌」が復活した瞬間。 涙で歌えなくなり、ただギターで「♪君が夢を見始める頃」「♪エアポートふたたび…」を引き続ける住出さんを後押しするように、客席で歌うファン。 好きな音楽への「愛」と「感動」に溢れた時間…。
auther : cottoncandy | Signal★ | - | - |
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