2007.01.06 Saturday
丹波の化石!
|
||
年明けすぐ1/3に発表され、1/4の新聞や朝のニュースに出ていた、丹波地方の某市で発見された竜脚恐竜の化石と獣脚恐竜の化石が今日から2週間ほど展示されるというので見てきた。
それも、日常の買い物に出かけるスーパーの隣接する博物館での展示。もちろん レプリカでなく本物 博物館に到着してさっそく「化石」を見ていたら、間もなく化石発掘の会見に立ち会った研究員の方(と思う)からの説明会が始まった。 新聞に載った記事と言ってもさして大きい記事ではなかったし、説明が不得要領といった感じだったから、これはラッキー★★★★
説明によると…
化石の埋まっているらしい部分が崖面にあり、侵食されて化石の一部が見えるようになったばかりらしい時期での発見のよう。 侵食されて長い年月が経っていたら、喪失された部分も多数あるだろうけれど、そうではない可能性が高いらしい。 しかも! これまでの日本の各地で発掘されたケースと違うところは、化石自身が含まれる岩盤からの剥離が容易である点だそうな(つまり、これまでの日本での発掘では剥離が容易ではなかったということだな)。これはゴビやアメリカで見つかった化石と同じだとか。で、恐竜化石の発見と言っても、「歯がひとつ」というケースが多いらしいけど、この「丹波の化石」の場合は、短時間の試掘で 狭い範囲から ころころ 出てきたということで、これまでと違うぞという期待が高まっているとのこと。 埋まっていると推定されているのは首長竜系の草食恐竜(竜脚類)一体で、その死体をあさっていた肉食恐竜(獣脚類)の歯が折れたものが同様に埋まっているとされている。これらの恐竜の推定年代は1億4000万年前。 発表から展示まで日が浅く、観覧に来ている人は地元で化石に興味のある人ばかり。説明のあちこちで「ほぉ〜」という声があがり、なかなかホットな雰囲気だった。解説にあたった博物館の方は、説明を聴く人の数にびっくりされていた。と言っても100人もいなかったような気がするんだけどな。 これから地質学者の方が岩盤から当時の気候を分析を始めるとか。 この続報が楽しみだなっ
auther : cottoncandy | nature | - | - |
|
||