2006.12.10 Sunday
DefTech「♪MyWay」のギタリスト下山亮平さんの生音♪
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いろいろライブのお知らせを頂いて興味はわくけれど、全部にお付き合いできる状況ではないので、どうしても「とびきりお気に入り」を選んで出かけることになる。自分の未知の音楽と出会う機会は減ってしまうけど、「分」というものもあるし、そこは仕方ない…
そんなわけで偏りながらも、ライブと呼ばれるイベントにそこそこの回数は足を運ぶことができ、その度に音楽を楽しむことができた。よかった〜。 そんな中で今年、印象深かったライブのひとつが、アコースティックギタリスト下山亮平さんの演奏を電気的加工なしの生音で聴こうという趣旨のライブだった。 下山亮平さんは去年あたりはDefTechの「♪MyWay」の録音にギタリストとして参加していたので、彼の名前を認知していない人の耳にも彼のギターの音は届いていたりする。 その日は30人程度の少人数が小さめの会議室風の会場に集まっていた。 普段なら機械を使って音を大きくし、そのバランスをコントロールしてライブをするので、聴衆側が出すささいな程度の雑音ならなんとかなる。でもこの場合はそんなわけにはいかない。聴く側のこちらも咳ひとつしない万全の体調でのぞみ、ギターの音を全身の神経で追う。 奏者の下山さんも相当の緊張を感じていてもおかしくないのに、その演奏はゆったりと素敵だった。 ぽぉ〜んと弦を弾(はじ)いて出した音を部屋じゅうに泳がせておいて次のフレーズで先に泳がせて(タメて)おいた音をひきよせて曲を進行させる…そんな感じ。 もともと彼のオリジナル曲のセンスがいいのだけれど、私にはこの日の演奏曲目の中では「幻想的」と表現される作品が、その日の演奏形態にばっちりはまっていたような気がするな。 ほんとに素晴らしかった ソロの演奏者の場合は、何度通おうと、ご本人のコンディション、選曲、機材なんかによって、いろいろ些細な違いが劇的に感じられるところも醍醐味のひとつかな。クラッシクの名曲でも、○○年のどこそこでレコーディングされた△△オーケストラの演奏がいい!−−−というのと同じこと。素敵だと感じた後は、またその感動を味わいたくて 次の予定をさぐってしまう。 もちろん、利益追求ではなくライブを主催した方の「豊かさ」にも憧れる。 さてその下山さんは、ここしばらく演奏活動に比重をおいていたけれど作曲にも力を入れたい旨のことをお話されていた。楽しみが増えるなぁぁぁ。 ▼去年発表された下山亮平さんの2作目のアルバム Ordinary Life
auther : cottoncandy | Live♪(& set list) | - | - |
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