2011.08.21 Sunday
21年後のさよなら
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1990年1-6月期生産のnational製冷蔵庫「NR-F40VP1」▼
長いお付き合いだった〜。 当時の最新型(だったはず)冷蔵庫。 たぶん今でいう「チルド室」にあたるのかなぁ…「パーシャル室」 と、パーシャル解凍(冷蔵庫内で解凍後、微凍結保存可)機能つき。 冷蔵室の棚が片手で高さ調節ok。 お値段、高かった。 武田鉄矢さんの出演CMだった。 購入後間もなく、似たような機種のリコールが発覚するも、対象機種から免れる。 阪神淡路大震災の直後頃、異様に大きな音がするようになりテレビの視聴にも邪魔になるほどだったので、点検してもらうとコンプレッサーの故障発覚。同時期生産のコンプレッサーに不備があったとかで、保証期間内ぎりぎりセーフで無償修理してもらった。 数年前、今度は本当にリコールにひっかかった。 新聞広告にまで掲載されていて、またもや無償修理。 …その時点で「かなり古い」レベルだったのに、まだ使えるな〜と、使い続けてきた。 電気代は喰ってただろうけど。
今の家に越してきて数年後ごろのある日、テレビの買い替えでやってきた電機店の配達のお兄さんが「冷蔵庫」に目をとめた。
「あの…、この冷蔵庫どうやって入れ(搬入し)ました???」 キッチン2階にあるもんで、この質問がでたわけ。 階段はコの字型にまわる階段。 プロの目で「こんなの搬入するの大変そうだな」ととっさに思ったらしかった。 実際、搬入は他の家具と一緒に2階のバルコニーから吊って搬入したんだし…。 「次、買い替える時は搬入に余分にお金がかかる(3〜5万円)こともあるかもしれませんよ」 って言われた。これが胸に突き刺さって……(笑)、冷蔵庫買い替えたくないと思ったもんだった〜〜(そんなこと無理!)。 結局、21年の間に2度の無償部品交換を経て、先々週のこと。 とうとう、アイスクリームが溶けましたとさ。 氷や冷凍の肉類は全く無問題なのに、ダメになるときは夏にアイスクリームが溶けるところから…お決まりのパターン。 冷蔵庫を買い替える時も21年ぶりの購入だもの、いったい今どんな機能になってるの?ってなウラシマ状態。 お店の人が、「こちらは冷凍から微凍結に解凍できて〜」とか、「棚の高さが片手で変わるんですよ〜」とか説明してくれるけど、そんなのウチの21年前製の冷蔵庫でもあるもん!!!…と心の中でひねくれる。。。 それより肉・魚類の保存具合がよかった「パーシャル室」にかわるような位置づけの「チルド室」がどの機種も容量が小さくてびっくりする。 野菜室も小さ〜〜〜! で、野菜室より冷凍室が大きかったりする?????? 自慢じゃないけど、冷凍食品をそんなに使わない私には迷惑な話だ…。 …と言ってても仕方がない、新しいのを買いましたさ。 今度は菊池桃子さんの(笑)。 ついに今日新しい冷蔵庫が届く日。 まず、21年お世話になった冷蔵庫が布で包まれ運搬用のベルトをかけられた。 搬出の準備を眺めていたら、なんだか涙が…ぽろっと……しょうがないなぁぁ。 担当のおぢさんに「この準備、何かの儀式みたいやね」となぐさめられつつ…(笑)。 長年の懸案事項だった冷蔵庫の搬出はプロ2人の手にかかり、ゆっくり確実に階段を下りて玄関から出て行った。 笑われるのは承知の上で、やっぱり書きたい。 なんか さびし〜…
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