2008.06.08 Sunday
蛍の夜
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この時期、我が家近くの川には蛍が舞う。
昨夜などは曇りで月明かり・星明りもなく、絶好の頃合いとでもいいたげに乱舞状態だった。 飛ぶ…と書くとなんだか「まっすぐにびゅ〜ん」とスピードが出てる感じもするので、あえて「舞う」と書く。 暗い中をお尻を黄緑色に光らせて蛍が飛んでいる様子は、「舞う」、という方がまだふさわしいかなぁ。。ふわふわ飛んでいる間じゅう、彼らのお尻が光ったり消えたりする具合は、どうしたって野暮にしか見えない電飾とは違って とても「優雅」だ。 私が子どもの頃「もう今時の子には蛍も見せられなくなった」なんて言われたことがあるけど、この川の近くに住むようになったおかげで、大人になってから蛍を当たり前のように観賞するようになった。 今シーズンはここ何年間かでは出現ピークだとか。地元の蛍の観察と保護を続けているおじさんによると、このあたりの蛍は7〜8年周期でピークがくるんだそうだ。
蛍のために今の時期には川沿いの遊歩道の街灯は全部消灯となる。
余分な灯りが蛍のジャマだとされるから。 昼間でさえ人の少ない遊歩道、物騒かなと思いきや。。。。。 夜、暗い遊歩道にデートのカップル、ご近所のお年寄りの仲良しグループの井戸端会議、子どもに蛍を見せたい若いご夫婦、いつものウォーキングの人…人…人…。 週末ともなると大変な人出だ〜〜。 遊歩道近所のコンビにはこの時期は「蛍特需」でたいへんな賑わいになっている。タウン誌やデート雑誌に紹介されたので近隣の他県からも人がやってくる。 小さな子どもさんを肩車して蛍を見せている若いパパ。 なんで僕んちの近くの川には蛍がいないのにここにはいるの???の子どもさんの質問に「この川の近くに住んでいる人が川をきれいにして蛍を一生懸命守ってるからだよ」なんて答えてる様子はほほえましい。 逆のパターンでは。 「おし、そこのコンビニでペットボトル買って来て、そこに捕まえて入れようか」……こらこらこらっ …ま、人が多いと色々で…。 でも、蛍…昼間に手に止まられると…やっぱり虫嫌いの私は、ひいてしまうのよね。夜に限るわ
auther : cottoncandy | nature | - | - |
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